スピ系の壁
『瞑想する』とは、どんな状態でしょうか?
イメージは出来ても、言葉で説明するのは難しいと思います。
スピリチュアルに関心がある人なら答えられるでしょうか?
逆に、説明できても、うまく瞑想できない人もいるでしょう。
瞑想は、スピリチュアルに関心がある人にとって大きな壁だと思います。
例えば・・・
『瞑想しようとしても雑念が消えなくて集中できない。』
『自分で瞑想しているつもりでも本当に出来ているか確かめようがない。』
『瞑想し始めると寝落ちしてしまう。』
このような人も多いのではないでしょうか。
大事なのは、瞑想自体が目的になってしまっていないか?ということです。
瞑想によって、何を得るのか?どうなりたいのか?が大事です。
迷走しないためには・・・
瞑想は目的ではなく手段だと考えるといいかも知れませんね。
脱力と呼吸
よく、瞑想するには『思考を停止して無になる』と言いますが
『無になる』なんてよくわからないし、そう簡単に出来ることではありません。
姿勢に関しても、あぐらをかいて背筋を伸ばして手は膝の上なんて言いますけど
その姿勢自体が窮屈で疲れてしまって、瞑想どころじゃないという人もいるでしょう。
日本人は、こうゆう型にこだわる人が多いですね。
それでは、どうしたら瞑想ができるようになるでしょうか?
私なりのポイントをご紹介します!
それは『脱力』です。
脱力とは、全身の力が抜けてだら~んとした状態です。
イメージするなら温泉に入っている時のような感じです。
まず、この全身脱力をイメージしてみましょう。
イメージが出来たら実際に脱力する練習をしてみましょう。
楽な姿勢で、椅子に座っても横になっても構いません。
普段私たちは意識せずに身体に力が入っています。
そこで呼吸が大事になってきます。
呼吸を使って少しずつ身体の力を抜いていくのです。
息を大きく吸って、吐く時に力が抜くていくイメージもいっしょにします。
深呼吸を繰り返しながら、頭頂から足の指先まで少しずつ力を抜いていきます。
とにかく、呼吸に集中しながら力が抜けていく感覚を味わってください。
これが出来れば、瞑想は半分出来たようなものです!
続けていれば、インスピレーションが湧いてきたり不思議体験したりします。
ヨガをしている人は、瞑想も上手に出来る人が多いと聞きます。
それは、呼吸の使い方が上手だからなのかも知れませんね。
自分のゾーン
スポーツ選手は『ゾーンに入った』という表現を使ったりします。
『ゾーン』とは、どんな状態でしょうか?
プロ野球選手が『打つ瞬間ボールが止まって見えた』とか言ったりしますね。
とても信じられませんが、本人は確信しているようです。
その時、本人には何が起きているのでしょうか?
身体はガチガチに緊張しているのではなく、適度なリラックス状態だと思われます。
筋肉も骨もリラックスしている時の方がスムーズに動きます。
精神状態も、集中しているのに緊張していない状態だと思われます。
一点に集中するのではなく、その場全体に集中しているような。
その場を支配している感覚なのかもしれません。
支配できると、一つ上の次元からその場を操ることも出来ます。
その空間の中では、時間をもコントロール出来ると考えると
ボールが止まって見えても不思議ではありませんね。
こうして見ると・・・
ゾーンに入っている状態は瞑想状態とも言えるでしょう。
瞑想も、身体をリラックスさせて意識を集中している状態です。
そして意識は、この次元ではなく高次元にアクセスしている状態です。
ということは・・・
『瞑想するぞ、瞑想するぞ』と気張らなくてもいいと思いませんか?
瞑想という言葉にこだわらないで、自分のゾーンを探してみるのもいいでしょう。
自分自身が、ワクワクして、リラックス出来て、集中できている状態をイメージして下さい。
それが、自分のゾーンを見つけるヒントになると思います。
自分のゾーンを見つけるのも、ゾーンに入る体験をするのも、ゲーム感覚でいいのです。
この世界はリアルな人生ゲームですからね。