お金持ちと貧乏人
この世界には経済的に分けると、お金持ちと貧乏人がいます。
よく言われるのは、『世界の1%の富裕層が世界の富の99%を独占している』という表現です。
これは事実であり、現在の世界は、このような金融システムになっているということです。
このような世の中では多くの人が生まれた時点で、お金持ちかそれ以外の一般人に分かれます。
そして、どんなに頑張っても一般人が生涯に得られる富には限度があります。
では、いつからこのような金融システムになったのでしょうか?
等価交換
現在の金融システムが始まったのは、約3000年前と言われています。
それ以前の価値交換は、当たり前のように物々交換です。
例えば、肉と魚とか、食料と道具とか、物と行為とか
『あれやってもらったから、代わりにこれやってあげる』などなど
今でも普通に行われていますし何も問題ないですね。
その後、国家が金・銀・銅の延べ棒やコインを発行して貨幣での価値の交換が始まりました。
貨幣を使っていても等価交換なので問題なく取引されるようになっていきました。
その後、取引に使う金自体が価値が高くなり、盗まれたりして持ち歩くことに不便さが出てきました。
そこで人々は金を、金庫を持っている両替商に預けるようになりました。
両替商は金を預かり、その証明として預かり証を発行しました。
その預かり証を両替商に持っていけば、いつでも金と交換できます。
人々は預かり証を使って便利に取引出来るようになりました。
(この預かり証が現在の紙幣ですが、現在の紙幣は金と交換できません、ただの紙切れです)← ここがポイント!
ここから両替商(地球人生ゲームの敵ボス集団)の悪だくみが始まります。
紙幣と利子
人々は預かり証だけで取引するようになり、金は両替商に預けたままです。
両替商の金庫には、人々から預かった金が貯まっていきます。
両替商は『人々は一斉に金を交換しに来ることはない』と気づきます。
そして、金を預けていない人にも預かり証を発行することを始めます。
しかも等価ではなく利子をつけて貸し出したのです。
借りた人は 元本+利子 を返さなくてはいけません。
現在では当たり前に使われている利子ですが、そもそも利子って何でしょう?
ここで、みなさんにたとえ話を紹介しますのでよく考えてみて下さい。
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ある国に紙幣が使われていない『A村』がありました。
A村の村長が両替商から1000Gのお金を借りました、利子は100Gです。
村長は、いづれ元本1000G+利子100G=1100Gを返済しないといけません。
村長は、1000Gの紙幣を村人に分け与え、お金を流通させて様々な取引が行われました。
しかし、ある問題が起こり、お金を全額返済しないといけなくなりました。
市場には、いくら集めても1000Gのお金しかありません(当たり前!)
100Gの利子を返済することが出来なくなりました。
なぜなら利子の100Gは、もともと存在しないお金ですから。
村長が利子を返済するには、新たにお金を借りなければならないのです。
(ここで、新たにお金を借りて前回の利子を返済しても、新たに借りたお金にも利子がつくのです。
お分かりだと思いますが、利子を完全に返済することは不可能なのです。)
村長が利子を返済出来なくなると、両替商は利子の担保として家・貴金属・権利・家財・家畜などを奪っていきました。
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この両替商が銀行家の始まりなのです。
銀行家は預り金以上の金額の紙幣を発行してその利子で儲けていきます。
ただの紙切れに価値をつけて財産を増やしているのです。
これが『無から有を生む』銀行家のしくみです。
銀行家は、国家にもお金を貸し出し政治にも介入していきました。
そして国の紙幣を発行する権利(通貨発行権)も手に入れて、あっという間に国王や政府よりも上の存在になりました。
銀行家(地球人生ゲームの敵ボス集団)は、このような金融システムを作り『お金』で国家や社会を支配していったのです。
これが現在のピラミッド支配社会なのです。
その銀行家ですら、このピラミッドシステムの真ん中から少し上の層の存在です。
ピラミッドシステムの上部には、この銀行家たちを操る存在(裏ボス)もいるのです。
しかし・・・
このピラミッド支配社会も終わりを告げようとしています。
お金の支配から解放され『価値の等価交換』の時代への変化は、すでに始まっています。
この革命的な変化も地球人生ゲームのシナリオです。
私達もその変化の流れに乗って、それぞれの人生ゲームを楽しみましょう!